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執筆者の写真ガレージバウンス

取付データ:重量比較

電動パワステ化キット取付における、純正油圧パワステとの重量比較


純正油圧パワステシステムの重量と、弊社の電動パワステ化キットの重量

また、重量比などについて詳しいデータのご紹介になります。

※RX-7 FD3Sでのデータになります。

その他車種につきましてはデータが取れましたら随時ご紹介致します。



さて、FD3Sにおける、電動パワステ化キットの重量比較のお話です。

一部画像がありませんが、ご了承下さい。

以下の数値は、測定時使用容器重量差し引いた重量になりますので、画像と差異があります。


まず、加工前の純正ステアリングシャフトの重量なのですが、約3.2kgになります。

純正シャフトも型で微妙に形と重量が違いますが、今回は4型シャフトでの比較になります。

ちなみに、1型が一番重量が重いのですが、正直1~6型まで差は微々たる物です。

ボルトの1本からアルミなどを使用したり、1g単位の軽量化を行っているような方には死活問題ですが・・・


油圧パワステシステムの重量になりますが

ポンプ・パイプ・ホース等合わせて約3.6kg




パワステオイルが全量で約1kg程度になります。

合計で純正油圧パワステ仕様の重量が、約7.8kgになります。



続いて、電動パワステ化キットの重量ですが

加工済みのシャフトが約6.6kg




ハーネスが約350g




合計約6.95kgになります。

こちらを元に比較しますと油圧パワステシステム(7.8kg)-電動パワステ化キット(6.95kg)=850g

約、850gの重量減となります。

850gって数値をみると、なんだ大した事ないなと思うのですが。

それでは、今度は重量配分を見てみましょう。




画像のマスキングテープ位置が、それぞれのメイン重量物の位置になります。


まず、フェンダー上が油圧パワステの重量位置です。

ドア上が電動パワステキットの重量位置になります。


画像で見て頂いてもわかる通り、エンジンルームのオーバーハング上、厳密にはタイヤの真上位ですがそこから、重量位置がかなり車体の中心に移動してるのがお分かり頂けると思います。

車ではあまり聞きませんが、バイクなんかですよ良く聞く「マスの集中化」という物になります。


850g減とマスの集中化によって、見た目の数値以上に実際はかなり効いてくると思います。

特に、弊社の電動パワステ化キットを装着しようと思うお客様の層であれば、この辺かなり気にする要素ではないかなと。


更に軽量化したい!と言う方は、電動パワステ化の機会に、エアコンレス仕様にしてしまうと更にテキメン重量減出来ます。

そこまで気合入れるのはしんどい・・・って方も、残ったエアコンベルトのアイドルプーリーベースの加工であったりステアリングラックの加工を行うと、上記の数値よりはまだ軽量化は可能です。

競技用途に比重がある車両であれば、個人的にはエアコンレス化おすすめします。


軽量化以外にも、エンジンルームのスペース的にかなり余裕が出来ますでの、色々と自由度が上がります。



おまけ程度にレスポンス向上・パワーアップ方面のお話なのですが


電動ウォーターポンプのキットを出しておられる所で、電動化で約10%程度の馬力アップのデータがあるそうで

油圧パワステも、ウォーターポンプ程ではないにしろ、結構な負荷になるので、そこそこの数値期待出来ると思います。

ターボ車でしたら、馬力アップは比較的容易ですが、NA車においてはかなり大きな物になるのではないでしょうか?


こちらも実測データ欲しい所なのですが、開発車両のFD3Sが遠い昔に油圧パワステ→パワステレス→電動パワステの道を辿っているので測定とか全く行っておらず、現状データがありません。


弊社で販売開始したのはR4年からですが、実は私のFD3Sには8年程前から搭載されております。案外古いです。

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